マーク・エブラール　ノス・ド・クレ　ブラン・ド・ノワール　エクストラ・ブリュット　2018

マーク・エブラールは、シャンパーニュ地方のコート・デ・ブラン地区南端に位置するアマンシー村を拠点とする、家族経営のレコルタン・マニピュラン（RM)です。

その歴史は、1950年代にルネ・エブラールが自身のブドウ畑で収穫したブドウを使ってシャンパーニュ造りを始めたことに遡ります。当時はまだ、収穫したブドウを大手ネゴシアンに販売する生産者が多かった時代ですが、ルネ・エブラールは自らの手で高品質なシャンパーニュを生み出すことに情熱を注ぎました。

その後、ジャン・ポール・エブラール、マーク・エブラールと3世代にわたり、家族が一貫してブドウ栽培から醸造、販売までを手掛けていること。これにより、品質に対する高い意識と責任感が受け継がれています。

コート・デ・ブラン地区の南端に位置するアマンシー村のテロワール、特にシャルドネの特性を熟知しており、そのポテンシャルを最大限に引き出したシャンパーニュ造りを行っています。ブドウ栽培においてはリュット・レゾネを採用し、信頼されるシャンパーニュメゾンとしての地位を確立しています。

「ノス・ド・クレ（Noces de Craie）」は、このキュヴェの名前で、「白亜の結婚」という意味合いがあります。これは、コート・デ・ブラン地区のシャルドネではなく、グラン・クリュであるアイ村のピノ・ノワール100％から造られているにもかかわらず、そのテロワールの特徴であるチョーキーなミネラル感が際立っていることに由来します。

ブドウ品種：ピノ・ノワール