カルリーヌ　コート・デュ・ジュラ　レ・カルヴェール　2016

生産者紹介

ドメーヌ・デ・カルリーヌは、2015年にパトリック・リジュロン氏夫妻によって設立された、ジュラ地方の若くも注目されるドメーヌです。畑の多くがヴァン・ジョーヌ（黄ワイン）の銘醸地シャトー・シャロンAOCに隣接する優良なテロワールに位置しています。このドメーヌは、伝統的なジュラのブドウ品種を、サステイナブル農法で栽培。
醸造においては、無濾過・無清澄で、テロワールの純粋な個性を最大限に表現することに情熱を注いでいます。

このワインについて

このコート・デュ・ジュラは、「レ・カルヴェール（Le Calvaire）」と呼ばれる約1.6haの単一区画（モノポール）のシャルドネを100%使用しています。この畑は、シャトー・シャロンと同一の高品質な灰色泥灰土で構成されており、ワインはフレッシュで気品に溢れたスタイルが特徴です。この地のシャルドネは、シャルドネ本来の持ち味であるピュアな酸とミネラル感を最大限に発揮します。醸造は、樽内でワインを満タンにして熟成させる「ウイヤージュ（Ouillé）」と呼ばれる非酸化的なスタイルで行われます。
2016年ヴィンテージは、火打石とグリーンアップル、柑橘類のシャープでエネルギッシュなアロマが特徴的で、口に含むとミネラルがたっぷりでありながらも、果実のブーケが爆発する勢いで口内に広がり、味覚を心地よく刺激する「甘み」（熟した果実のニュアンス）を感じさせます。
ブルゴーニュのトップ生産者のシャルドネを思わせる、精確でミネラリーな構造を持つ傑作です。

ヴィンテージ情報

2016年のジュラ地方は、春の冷涼さと夏の暑さが対照的でしたが、シャルドネは健全に熟し、豊満さとエレガンスが両立した優良なヴィンテージとなりました。
この年のワインは、果実の豊かさと、畑の持つミネラル由来の緊張感がしっかりと表現された、高い品質を誇ります。

商品情報

相性の良い料理例

• 熟成の若いマルシャン社コンテ・チーズ（6ヶ月熟成）**
• 甲殻類（エビ、ホタテ）のソテーやグラタン
• フォアグラのテリーヌ
• アジア料理（タイ料理、エスニック料理）