ユベール・リニエ　ジュヴレ・シャンベルタン オー・コンボット　2020

リニエの畑の多くは、1936年まで遡る古木のセレクション・マッサール種で構成されています。1990年代から除草剤や殺虫剤を使用せず、土壌を耕し、生物多様性を尊重した栽培を行っています。気候変動の影響を考慮し、2006年から有機栽培を実践、2016年にローラン・リニエが「AB」認証への転換を開始し、2019年に認証を取得。
ワイン造りと熟成は、人的介入を極力抑え、果実本来の品質を重視しています。フレッシュさ、フィネス、エレガンスに加え、しっかりとした骨格と長い余韻を持つクリュを目指し、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの厳選されたテロワールを忠実に表現しています。

1957年、面積1,500㎡の畑に植樹されました。3ヘクタールのテロワールは、北にラトリシエール・シャンベルタン、東にシャルム・シャンベルタン、南と西にクロ・ド・ラ・ロッシュという3つのグラン・クリュに囲まれています。緩やかな斜面に位置し、砂、粘土、シルトで構成された土壌です。この畑のワインは凝縮感がありエレガントで、深みと複雑さを備えています。数年の熟成を経ることで、さらにその品質を高めます。

2020年のブルゴーニュは、1900年以降で最も穏やかな冬を経て、早熟なブドウの成長が見られました。非常に暑く乾燥した年で、特に7月は降雨が少なく気温が高かったため、凝縮感があり、なおかつ自然と選果も厳しくできたため、温暖な年ながらフレッシュな味わいを持つ仕上がりとなりました。
長期熟成が期待できる傑出したヴィンテージです。

ブドウ品種：ピノ・ノワール

おすすめマリアージュ：ラムや鹿のロースト、牛の赤身ステーキ、豚の角煮、濃厚な旨味のあるチーズなど