ディディエ・ドラグランジュ　ヴォルネイ　V.V.　2020

ディディエ・ドラグランジュは、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌ地区のポマール村に拠点を置く、家族経営のドメーヌです。比較的小規模ながらも、テロワールを尊重した丁寧なワイン造りで、近年評価を高めています。特にポマールやヴォルネイといったコート・ド・ボーヌの赤ワインに定評がありますが、少量生産される白ワインも注目されています。

ヴォルネイは、コート・ド・ボーヌ地区にある村名アペラシオンで、一般的に「コート・ド・ボーヌの女性」と称されるほど、繊細でエレガント、そしてフィネスのあるピノ・ノワールを生み出すことで知られています。

ヴィエイユ・ヴィーニュはフランス語で「古樹」を意味し、樹齢の高いブドウの木から収穫されたブドウで造られたワインであることを示しています。古樹のブドウは、一般的に収量が少ないものの、凝縮した果実味と複雑な風味を持つワインを生み出すと言われています。

ヴォルネイらしい、赤いベリー系果実（チェリー、ラズベリー、クランベリー）の繊細でピュアなアロマに、バラやスミレのようなフローラルなニュアンス、そして古樹由来の凝縮した果実味やミネラル感が感じられるでしょう。

2020年のコート・ド・ボーヌはグレートヴィンテージで、タンニンが強い傾向にあり、長期熟成に適しています。

ブドウ品種：ピノ・ノワール