メンディゴ・リッジ　ピノ・ノワール　サンタ・クルーズ・マウンテン　2017

生産者紹介

メンディゴ・リッジ・ヴィンヤーズは、2008年にデビッド＆ステイシー・ゴルニック夫妻によって設立されたワイナリーです。冷涼なサンタ・クルーズ・マウンテンズのテロワールに惚れ込み、愛情を込めて自らブドウ畑を開墾・手入れをしています。彼らの使命は、海の影響を受けた山岳テロワールを忠実に表現した、100%自社栽培のピノ・ノワールとシャルドネを造ること。ワインは、クールクライメイトの巨匠、エーレン・ジョーダン氏が最小限の介入で少量生産しており、畑の個性を純粋に表現した、繊細でエレガントなスタイルは、世界中の愛好家から高い評価を得ています。

このワインについて

このワインは、メンディゴ・リッジ・ヴィンヤーズが手掛けるフラッグシップの「エステート ピノ・ノワール」です。海岸線からわずか数キロの場所に位置する自社畑は、冷涼な海洋性気候と標高の高さが特徴で、これによりワインは非常に洗練されたフィネスとミネラル感を得ています。畑にはポマール・クローンやディジョン・クローン115、667など多様なクローンが植えられ、複雑なキャラクターを生み出しています。
このワインの醸造では、丁寧に除梗した果実に40%の全房を加え、自然酵母で発酵。SO2は一切使用せず、穏やかな抽出を心がけています。その後、バスケットプレスで優しく圧搾され、清澄・濾過を行わずに瓶詰めされます。これにより、ブドウが持つ本来のピュアな風味が保たれています。
2017年ヴィンテージは、ブラックラズベリー、プラム、チェリーやドライフラワーのようなピュアなブーケを持ちます。口に含むとミディアムからフルボディ、しっかりとした果実味を核にビロードのようなタンニン、芳醇な飲み終わりで多層的で豊かな味わいを形成しています。この年の厳しい気候を乗り越えて生まれた、力強さとエレガンスが見事に調和した一本です。

ヴィンテージ情報

2017年の生育シーズンは、5年間の干ばつが終わりを告げ、土壌が再生する年となりました。8月下旬から9月上旬にかけてカリフォルニアを襲った熱波の影響が懸念されましたが、畑が太平洋に近接しているため、夜間の気温が大きく下がり、ブドウの過熟が防がれました。これにより、凝縮感と活き活きとした酸を保ったままブドウを収穫することができ、この地域の個性が際立った、力強くも美しいワインに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鶏肉のロースト
  
• キノコのリゾット
  
• サーモンのソテー
• シェーブルや、程よく熟成したウォッシュタイプのチーズ　など