リリアン カベルネ・ソーヴィニヨン M.V.

マギー・ハリソンは、オレゴン州ウィラメット・バレーのアンティカ・テッラやカリフォルニア州中央海岸のリリアンといった地域でワインを手掛ける醸造家で、さらに独占的なワイン体験を提供する「イエス・ソサエティ」の創設者でもあり、体験エージェンシー「ビューティー・スクール」の代表という多才な人物です。
彼女は、一度もワイナリーに訪れたことがなかったにもかかわらず、偶然と強い情熱から「シネ・クア・ノン」で副醸造責任者としての道を歩み、8回の収穫期を経験した後、2004年に小さなシラープロジェクト「リリアン」を開始しました。

このワインが作られるトゥルー・ヴィンヤードは、ハウエル・マウンテンの頂上から数百フィート下の平地に広がっています。1990年代後半にフランク・ドットツラーによって植樹された9エーカーのブドウ畑です。
若いワインは彫刻のようにタイトで骨格のある味わいを持ち、豊かな黒果実の香り、しっかりしたタンニンが岩によって強調されていますが、19世紀のスタイルへの回帰を思わせ、長期熟成により非常になめらかな仕上がりとなっています。

ラベルには、ピアノの調律を象徴する「ルテアル」が採用され、ナパ・バレーのカベルネが表現する可能性の広がりを示しています。

ブドウ品種：カベルネ・ソーヴィニョン