フォクスン　ピノ・ノワール　サンタ・マリア・ヴァレー　2020

生産者紹介

フォクスンは、ビル・ワーセン氏とディック・ドレ氏という幼馴染の2人によって、1985年に設立されたワイナリーです。ワイナリー名であるフォクスンは、1800年代初頭にサンタ・バーバラにやってきた英国人船長であり、共同設立者ディック・ドレの曽祖父にあたるウィリアム・ベンジャミン・フォクセンを記念して名づけられました。フォクセン船長は、彼の牧場牛のブランドとして特徴的な「アンカー」をワイナリーのブランドロゴに採用しています。
カリフォルニア州サンタ・バーバラ・カウンティに位置し、冷涼な気候を活かしたピノ・ノワールやシャルドネ、シラーなどのブドウを栽培しています。彼らのワイン造りは、「少量生産」 「シングルヴィンヤード」 「ミニマリズム主義」を哲学としています。環境に配慮したサステイナブル農法を実践し、人工的な介入を最小限に抑え、それぞれのブドウ畑のテロワールが最大限に表現された、エレガントでフィネスに満ちたワインを造り続けています。

このワインについて

このワインは、サンタ・バーバラ・カウンティのAVAの一つ、サンタ・マリア・ヴァレーの複数の畑から厳選されたブドウをブレンドして造られるキュヴェです。この地域の冷涼な気候と、海洋性土壌がワインに独特の個性を与えています。
2020年ヴィンテージは、ラズベリー、チェリー、クランベリーなどの生き生きとした赤系果実のアロマに、紅茶やスパイス、森の下草、ミネラルのニュアンスが複雑に重なります。口に含むと、非常にピュアで、しなやかなタンニンと繊細な酸が骨格を成し、エレガントなスタイルを表現しています。余韻も長く、この地域のテロワールが持つ透明感とフィネスが感じられる、洗練された一本です。
92 Points - Wine Spectator
91 Points - Wine & Spirits Magazine

ヴィンテージ情報

2020年のカリフォルニアは、生育期に山火事の影響を受け、困難な年となりました。しかしサンタ・マリア・ヴァレーは、海岸に近いため冷涼な気候に恵まれ、他地域に比べて煙害の影響を最小限に抑えることができました。これにより、ブドウは健全に成熟し、凝縮感と活き活きとした酸を保つことができました。結果として、このヴィンテージはテロワールを純粋に反映した、高品質なワインに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鶏肉のロースト
  
• キノコのソテー
• 豚肉のハーブグリル
  
• 熟成したハードチーズ　など