ピエール・ジモネ　キュイ　プルミエ・クリュ　N.M.

ピエール・ジモネは、1882年にジュール・ジモネによって設立された、家族経営の歴史あるシャンパーニュメゾンです。その歴史は、コート・デ・ブラン地区の中心、キュイ村 におけるシャルドネ栽培と高品質なシャンパーニュ造りへの情熱に彩られています。

1882年キュイ村にメゾンを設立。当初から、この地のテロワールが育むシャルドネの可能性に着目し、質の高いシャンパーニュ造りを目指しました。

設立以来、ジモネ家は代々、ブドウ栽培から醸造、販売までを一貫して手掛ける家族経営を守り続けています。この家族の強い絆と情熱が、ピエール・ジモネの品質を支える基盤となりました。

時間の経過とともに、ジモネ家はキュイ村のプルミエ・クリュに加え、コート・デ・ブランのグラン・クリュである クラマン、シュイィ、ル・メニル・シュール・オジェ にも畑を所有し、そのテロワールの多様性を活かしたシャンパーニュ造りへと深化させていきます。

ピエール・ジモネは、コート・デ・ブランの特性を最大限に引き出すため、シャルドネのみを用いた ブラン・ド・ブラン のスペシャリストとしての地位を確立していきます。それぞれのクリュの個性を尊重し、繊細でエレガントなシャンパーニュを生み出すことに情熱を注ぎました。近代的な技術を取り入れつつも、ブドウ栽培においてはリュット・レゾネ（減農薬栽培）を実践し、醸造においては区画ごとの丁寧な管理や長期の瓶内熟成など、伝統的な製法を大切に守り続けてきました。

キュイ村は、コート・デ・ブラン地区の北部に位置し、プルミエ・クリュに格付けされています。この村のシャルドネは、フレッシュでミネラル感があり、若いうちから楽しめるのが特徴です。ピエール・ジモネは、キュイ村に多くの自社畑を所有しており、この村のテロワールを熟知しています。

ブドウ品種：シャルドネ