バロ・ミロ / ムルソー　レ・クリオ 2022

生産者紹介

ドメーヌ・バロ・ミロ・エ・フィスは、17世紀から続く歴史を持つムルソーのドメーヌで、「第二のコント・ラフォン」とも称される次世代の担い手です。現当主である17代目のシャルル・バロ氏が、父からドメーヌを引き継いで以来、その評価が急上昇しています。
シャルル氏は「すべてはバランスである」という信念のもと、重過ぎるワインを避けた造りに取り組んでおり、ムルソーを拠点に約11ヘクタールの畑を所有し、他にもポマールやヴォルネイ、シャサーニュ・モンラッシェなどの地域でもワインを生産しています。
ブドウ栽培においては、10数年前から除草剤などを一切使用せず、必要な時に必要なだけのトリートメントを施す「リュット・レゾネ」に取り組み、本格的にビオロジックな農法を導入し、テロワールとヴィンテージの特性を最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。

このワインについて

ムルソー村名アペラシオンの中でも、一級畑「ヴォルネイ・サントノ」のすぐ下に位置する優良リュー・ディ「レ・クリオ」のシャルドネ100%の白ワインです。この畑は、石灰岩を多く含む岩質の硬い土壌が特徴で、ワインに強靭なミネラル感と緊張感を与えます。 
2022年ヴィンテージは、生き生きとしたレモンピールやオレンジなどの柑橘類が香るブーケを持ち、奥にはポップコーンのような香ばしいタッチがあります。口に含むと、明るくクリーンな酸とムルソーらしい肉付きの良い果実味が調和し、味わいのトータルバランスが非常に優れています。フィニッシュにはレモングラスがほのかに感じられ、フレッシュさとコクを兼ね備えた長い余韻を楽しむことができます。
ミネラル感が際立つ精悍なフィネスを誇る一本です。

ヴィンテージ情報

2022年のブルゴーニュは、温暖で日照量に恵まれた、傑出した優良ヴィンテージです。春の霜害を乗り越え、夏は高温でしたがブドウは健全に完熟し、品質・量ともに良好な収穫となりました。
この年のワインは、豊満な果実味がありながらも、フレッシュな酸が全体を引き締める、バランスの取れた豊かなスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• ロブスターやアワビのグリル（バターソース）
• 帆立貝のソテー
• 鶏肉のクリーム煮込み
• 熟成したハードチーズや白カビチーズ　など