タリスマン　ピノ・ノワール　ウェア・ヴィンヤード　2017

生産者紹介

タリスマンは、ワイン造りの経験が豊富なスコット・リッチ氏によって設立されたワイナリーです。カリフォルニア大学デービス校で醸造学を修めた後、醸造の研究者としてR.H.フィリップスとロバート・モンダヴィに勤務、さらにマウント・セント・ジョン、カーネロス・クリーク・ワイナリー、エチュードでワインメーカーの経験を積み、独立しました。
「タリスマン（お守り）」というワイナリー名と、聖なる輪の十字をモチーフにしたエチケットには、「すべてのものは自分につながっている」というスコット氏の思想が込められています。太陽のエネルギーがブドウを育むように、飲む人に喜びを与えることを哲学とし、インパクトのあるピノ・ノワールを造り続けています。

このワインについて

このワインは、メンドシーノ・カウンティのヨークヴィル・ハイランズAVAに位置するウェア・ヴィンヤードのピノ・ノワールから造られる単一畑キュヴェです。この畑は、非常に標高が高く冷涼な気候が、ワインに独特の個性をもたらします。植えられているクローンは、2A、ポマール、ロキオリ・クローン、そして伝説的なロマネ・コンティのスーツケース・クローンなど、多岐にわたります。こうしたクローンの多様性が、ワインに複雑な風味と奥行きを与えています。
2017年ヴィンテージは、ブラックチェリーの香りが際立ち、砂糖漬けオレンジの皮、リンゴの花、ホワイト・ペッパーといったアクセントが重なります。明るくキビキビとした口当たりで、シルキーなタンニンが心地よく、クランベリーやアプリコット、イチゴ、ピンクのバラの花びら、ビング・チェリーの風味に、鉄のようなミネラル感と杉の香りが加わります。官能的で優美な、バランスの取れたワインに仕上がっています。

ヴィンテージ情報

2017年のカリフォルニアは、生育期に熱波や山火事が発生し、多くの生産者にとって試練の年となりました。しかし、ウェア・ヴィンヤードがあるヨークヴィル・ハイランズは、その冷涼な気候のおかげでブドウの過熟が防がれました。これにより、凝縮感と生き生きとした酸を保ったままブドウを収穫することができ、厳しいヴィンテージでありながらも、この畑の個性が際立つ力強く美しいワインに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鴨肉のロースト
  
• 仔羊のグリル
  
• キノコのリゾット
• 熟成したエメンタールチーズやウォッシュチーズ　など