ジャン・シャルル・ルクイエ　ニュイ・サン・ジョルジュ　1984

生産者紹介

ジャン・シャルル・ルクイエは、ボーヌ郊外に本拠を置く、古酒を専門に扱うネゴシアン「セリエ・デ・ウルシュリーヌ」が手掛けるブランドの一つです。独自の幅広い仕入れルートからワインを調達し、自社で熟成させた後、ジョセフ・ドルーアン、ルイ・ジャド、ルイ・ラトゥールといった著名な大手メゾンにも提供するなど、稀有なビジネスモデルを持っています。その品質は、長年の経験と熟成への深い理解に裏打ちされており、信頼性の高い古酒を世に送り出しています。

このワインについて

このワインは、力強さと骨格で知られるニュイ・サン・ジョルジュのピノ・ノワールが、30年以上の熟成を経た希少な一本です。古酒らしいレンガ色がかった淡い外観に、キノコや土、紅茶などの熟成由来の複雑なアロマが広がります。口に含むと、酸やタンニンは完全に液体に溶け込んでおり、非常に滑らかで、しなやかなテクスチャーが楽しめます。
長期熟成を経てエレガントさが際立ち、その味わいは滋味深く、古酒好きの方には特にお勧めできる、非常に価値のあるワインです。
バックヴィンテージのワインとして、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。

ヴィンテージ情報

1984年のブルゴーニュは、全体的に冷涼で湿度の高い気候に恵まれず、ブドウが十分に成熟しなかったため、多くの生産者にとって非常に困難なヴィンテージとなりました。
しかし、このワインはセリエ・デ・ウルシュリーヌの高い選定眼と熟成管理により、厳しいヴィンテージでありながらも、今日まで健全な状態を保ち続けています。今では希少となった、古典的なスタイルの古酒です。

商品情報

相性の良い料理例

• 鶏肉のロースト
  
• キノコを使った料理
  
• トリュフを使った料理
• 熟成したコンテやエポワスなどのチーズ　など