サン・テミリオン/シャトー・カノン2015

生産者紹介

シャトー・カノンは、1760年にジャック・カノン氏によって設立された歴史あるシャトーで、サン・テミリオンの心臓部、石灰岩台地の上に位置しています。1996年からは世界的なファッションブランド、シャネルのオーナーであるヴェルテメール兄弟が所有。大規模な近代化と投資プログラムを経て、その品質は特級格付けの中でもトップレベルに君臨しています。
彼らのワイン造りは、テロワールのポテンシャルを最大限に引き出すことに重点を置き、凝縮感とエレガンス、そして数十年に及ぶ長期熟成能力を兼ね備えた、洗練されたボルドーワインを生み出しています。

このワインについて

サン・テミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに格付けされる、シャトー・カノンのフラッグシップです。このテロワール特有の石灰質と粘土質の土壌が、ワインにエレガンス、ミネラル感、独特のフィネスを与えます。
2015年ヴィンテージは、メルロー75%を主体にカベルネ・フラン25%をブレンドした、右岸の古典的なスタイルです。新樽比率の高いオーク樽熟成により、深みと複雑さが加わっています。香りは、カシス、ブラックベリーなどの黒系果実に、杉、コーヒー、スパイスなどの複雑なアロマが豊かに広がります。味わいは、ロバート・パーカー氏が97点、ジェームス・サックリング氏が100点を付けるなど、世界がその品質を認めました。シルキーで滑らかなタンニンが口の中に広がる、官能的なテクスチャーです。

ヴィンテージ情報

2015年のボルドーは、温暖で乾燥した天候に恵まれ、ブドウが健全に成熟した、極めて優れたグレート・ヴィンテージとなりました。特にサン・テミリオンを含む右岸では、メルローが理想的な熟度と凝縮感を獲得。豊満でリッチな果実味と、ビロードのような滑らかなタンニンを兼ね備えた、官能的なスタイルが特徴です。
今後も長期熟成によってさらに複雑さを増すポテンシャルを持っています。

商品情報

相性の良い料理例

• トリュフを使った牛肉料理
• 仔羊のロースト
• ジビエ料理
• 熟成したコンテチーズ　など