サンタ・デュック　シャトーヌフ・デュ・パプ　ルージュ　ラ・クロー・ウエスト　2019

この区画はシャトーヌフ・デュ・パプの東、ラ・クロー・ウエストにあり、北向きのため、骨格のある複雑で豊かなワインができるのが特徴です。

おそらくシャトーヌフ・デュ・パプで最も誇り高いテロワールで、アペラシオンとローヌを見下ろす位置に、0.5ヘクタールという大変小さな区画に、平均樹齢90年のブドウの木が根付いています。また、この区画は、ビオディナミ農法500Pが採用されています。

ブドウは手摘みで収穫された後、畑で選別作業が続けられます。グルナッシュ、ムールヴェードル、サンソーの品種毎、ヴィンテージと区画の性質によって割合が決められていきます。その後、ステンレスタンクで20～30日間発酵され、毎日ワインの状態を確認し手間のかかる作業を行いきます。そして、ワインはセラーで冬越しすることで清澄化され、春に樽詰めされます。オーク樽とテラコッタ製アンフォラで18ヶ月熟成した後、無清澄、無濾過でボトリングされていきます。テラコッタのアンフォラで熟成させることにより、ワインは緊張感とまろやかさを増していきます。

昼夜の寒暖差が大きく、フィネスと緻密さを兼ね備えた非常に質の高いタンニンを生み出しています。凝縮感のある黒系果実や、スパイス、ハーブなどのアロマが感じられ、力強くしっかりとしたタンニンと豊かなミネラルが特徴です。長期熟成可能ワインであることとユニークな個性が有名で、ローヌ渓谷ワインの名声に長い間貢献してきました。