コテルレ　サン・ニコラ・ド・ブルグイユ　ラ・クロワゼ　2013

【ソムリエVのセンシュアル・ノート <sensual note=""> 】

樹齢60年以上の古木に実るカベルネ・フランの醸す果実味はより深く、しっとりと落ち着きを湛えていて、グラスに注ぐとその豊かさをゆっくりと表現しはじめます。大きめの縦長グラスに注いだら、空気と気温を馴染ませながら、ぜひ変化していくワインの声に耳を傾けてください。この地区最良赤ワインの1つ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブドウ品種：カベルネ・フラン

「ラ・クロワゼ」（La Croisette）は、コテルレのラインナップの中でも、特定の区画や樹齢のブドウを使用した、特徴的なキュヴェです。

サン・ニコラ・ド・ブルグイユAOCで3代に渡るヴァレ家。現当主ジェラールはカベルネ・フランの将来性を鑑み、サン・テミリオンを中心に修行を積み、シャトー・マルゴーでも技能を習得。この地に在りがちな青臭いピーマン臭とまで言われたカベルネ・フランの真価を見出し、野菜集を無くすことに成功。カベルネ・フランが大嫌いなロバート・パーカー氏をして、「ロワールで初めて出会ったカベルネ・フランの神髄がここに在る。滾々と立ち上り、グラスからあふれる香味を独り占めするわけにはいかない。」と言わしめました。