ラヴォー　ガストン・エ・ピエール/コルトン・オート・ムーロット 2017

生産者紹介

ラヴォー　ガストン・エ・ピエールは、6世代以上にわたり続く家族経営のドメーヌです。コート・ドール県のラドワ・セリニー（コート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの分岐路）という要衝に位置しており、この戦略的な立地が、彼らのワインに複雑なテロワールを表現する基盤となっています。
始まりは少数の畑でしたが、現在はブイッソン村周辺を中心に18ヘクタールを超えるブドウ畑を所有。生産量は年間約8000本と低く抑えられており、テロワールとワインの品質を尊重する真摯な姿勢で、その名声を築いてきました。

このワインについて

このワインは、コート・ド・ボーヌ唯一の赤の特級畑であるコルトン・グラン・クリュの中でも、特に高い場所に位置する「オート・ムロット」のピノ・ノワールから造られます。このテロワールが、ワインに力強さと上品さの絶妙なバランスをもたらします。
深く凝縮されたフルーツ（チェリー、スモモ）の香りの後、段々と樹木やリコリスの複雑な香りが重なります。口に含むと、しっかりとした骨格と、力強さの中にもエレガントさを感じるなめらかなテクスチャーが広がります。
2017年ヴィンテージのフレッシュさが、コルトン特有の力強い骨格を支えることで、洗練された複雑さと長い余韻を楽しめる逸品です。

ヴィンテージ情報

2017年のブルゴーニュは、全般的に穏やかな生育期に恵まれ、ブドウがゆっくりと健全に成熟した、クラシックでエレガントなヴィンテージとなりました。収量は平均を上回り、ワインは生き生きとした酸と、繊細なアロマ、そしてフィネスに富んだテクスチャーを持つスタイルに仕上がっています。
コルトンのような偉大な畑では、この年の特性が力強い果実味と調和し、卓越したストラクチャーを持つワインが生まれました。

商品情報

相性の良い料理例

• 鹿肉などのジビエのロースト
• トリュフを使った料理
• 熟成した牛フィレ肉のステーキ
• エポワスなどのウォッシュチーズ　など