サン・ジェルム　ムルソー　レ・シュヴァリエール　2018

生産者紹介

ジャン・フィリップ・フィシェは、ムルソー村に拠点を置き、「リュー・ディ（区画）」ごとのテロワール表現に徹底的にこだわる職人気質の生産者です。彼は1981年、20歳という若さで父から引き継いだ分益耕作によって自身のワイナリーを設立しました。 父とは異なるアプローチで、過度な樽香や人為的な操作を避け、ブドウ本来の純粋さを引き出す独自のスタイルを確立。
徹底した畑仕事と厳格な収量制限を行い、ムルソーのテロワールを緻密に描き出す手腕は、次世代のムルソーを牽引する存在として高く評価されています。

このワインについて

ムルソー村名アペラシオンの中でも、「ル・テッソン」と並び最高峰の評価を受けるリュー・ディ「レ・シュヴァリエール」のシャルドネです。この畑は斜面の上部に位置し、表土が薄く岩盤が近いため、ムルソーの中で最もミネラルが強く、研ぎ澄まされたスタイルを生み出します。
2018年ヴィンテージは、日照に恵まれた温暖な年の特性が表れた、豊満でリッチなスタイルです。
ノーズは、熟した洋ナシや白桃のコンポート、アプリコットの濃密なアロマに、ハチミツやバター、ローストナッツの香ばしさが重なります。口に含むと、シュヴァリエール特有の硬質なミネラルが、ヴィンテージ由来のボリュームのある果実味をしっかりと支え、重厚さとキレの良さが見事に調和しています。
リッチな味わいの中に、フィシェ氏らしい透明感とフィネスが光る、満足度の高い一本です。

ヴィンテージ情報

2018年のブルゴーニュは、春から夏にかけて温暖で乾燥した気候が続き、ブドウは完璧に熟しました。収量にも恵まれた素晴らしいヴィンテージです。
白ワインは酸味が穏やかで、芳醇な果実味とボリューム感があり、若いうちから楽しめる外交的なスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• オマール海老のグラタン
• 鶏肉のクリーム煮
• キノコのリゾット
• 熟成したコンテチーズやエポワスなどのウォッシュチーズ　など