ローラン・ミケル　フォジェール　キンサル　2017

生産者紹介

ドメーヌ・ローラン・ミケルは、1791年からラングドック地方で8世代にわたり続く、歴史あるファミリー経営のワイナリーです。現当主のローラン・ミケル氏は、エンジニアとしてのキャリアを経て1996年に故郷に戻り、父アンリ氏（ムシュー・シラーの異名を持つ）の情熱と知識を受け継ぎました。2001年からは、アイルランド出身の妻ネアサ氏と共にドメーヌを経営しています。
彼らは、南フランスのサン・シニアンにあるシャトー・カザル・ヴィエルを拠点とし、180haに及ぶ広大なブドウ畑を所有。ラングドック地方ではヴィオニエとシラーのスペシャリストとして格別高い評価を得ています。
ローラン・ミケルの哲学は、「一貫した高品質のワイン造り」と、「バランスの取れたピュアでミネラル感のあるワイン」に焦点を当てています。彼は過去の専門知識を尊重しつつ、現代のテロワールやブドウ畑の特性に適応させることを重視しており、フランスでアルバリーニョ種を再導入するなど、イノベーションにも継続的に力を注いでいます。また、畑の栽培にはサステイナブル農法を採用し、環境への配慮と自然との共存を大切にしています。

このワインについて

フォジェール　キンサルは、南仏フォジェール地区の険しいスレート主体の美しさと、ローラン・ミケル氏の妻ニーサの母国であるアイルランドの「ワインの首都」キンセールを讃えた1本です。
アイルランドは、何世紀にもわたってフランスワインと結びついてきた長い歴史を持つ国のひとつです。伝統的な技法により、フォジェールのテロワール由来の複雑なアロマが引き出されています。ステンレス・タンクで熟成させることで、アロマの強さがより一層保たれています。ドライハーブやスパイスの香り、深みがあり、果実味が豊か。スムーズなタンニンが口に広がります。

ヴィンテージ情報

2017年のラングドック・ルーションは全体として、霜と干ばつの影響で収穫量が20～30%減少しましたが、果実の品質は良好でした。

商品情報

相性の良い料理例

• 牛ステーキ
• ラムチョップのグリル
• チキンステーキ
• ミルクのコクが強い白カビや青カビチーズ　など