プス・ドール　ボンヌ・マール　2020

生産者紹介

ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールは、かつてDRC（ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ）のオーナーであったデュヴォー・ブロシェ家の所有地を起源に持つ、ヴォルネイの偉大なドメーヌです。1997年に現オーナーのパトリック・ランダンジェ氏が購入し、醸造施設を重力利用の6層構造に刷新するなど、品質向上のための徹底的な投資を行いました。2018年からは息子のブノワ・ランダンジェ氏が当主となり、ビオディナミ農法に基づいた厳格で自然な栽培と、アンフォラ（素焼きの壺）を用いた新たな試みを導入。ピュアで洗練された、若いうちから楽しめるエレガンスと長期熟成に耐える力強さを兼ね備えたワインを生み出しています。

このワインについて

このワインは、シャンボール・ミュジニーとモレ・サン・ドニにまたがる偉大な特級畑「ボンヌ・マール」の中でも、南部にあるテロワールの個性が際立つ僅か0.17ヘクタールの区画から生まれます。
テロワールを最大限に表現するため、ビオディナミに基づいた栽培、馬による耕作、太陰暦に従った収穫が徹底されています。
2020年ヴィンテージは、力強さとエレガンスが完璧に調和したヴィンテージです。印象的なルビーレッドの色合いを持ち、アロマには野生のベリーやスミレ、スパイシーな樽熟成のノートが深く調和しています。口に含むと、熟したチェリーやラズベリーの風味とともに、滑らかで繊細なテクスチャーが広がります。エレガントな骨格と長い余韻、そして土壌由来のミネラルのニュアンスが特徴的で、素晴らしい熟成ポテンシャルを秘めています。

ヴィンテージ情報

2020年のブルゴーニュは、温暖で乾燥した天候に恵まれ、ブドウは優れた凝縮度と熟度を達成しました。収穫は例年よりも早く行われましたが、特に赤ワインは、豊かで熟した果実味と、フレッシュな酸がバランス良く共存する、非常に質の高いヴィンテージとして評価されています。早くからその魅力を感じられる親しみやすさと、長期熟成に耐えうる力強さを併せ持っています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鴨肉のロースト（ベリーソース添え）
• 鴨などの野鳥料理
• トリュフやキノコを使ったリゾット
• 熟成したコンテチーズ、エポワスなどのウォッシュチーズ　など