パヴロ　ペルナン・ヴェルジュレス　ブラン　2021

生産者紹介

ドメーヌ・ユーグ・パヴロ・エ・フィスは、コート・ド・ボーヌ地区のサヴィニー・レ・ボーヌ村に本拠を置く、数世代にわたって父から息子へと受け継がれてきた歴史ある家族経営のドメーヌです。現在は父のジャン＝マルク・パヴロ氏と、その息子であるユーグ・パヴロ氏（1999年より参加）が中心となりドメーヌを切り盛りしています。
彼らの哲学は、テロワールの持つ要素を深く表現することにあり、それぞれの区画の地質、地形、そして歴史が複雑に絡み合った結果をワインに映し出します。著名なブルゴーニュワイン専門家であるジャスパー・モリス氏に「シャンドン・ド・ブリアイユやシモン・ビーズに優るとも劣らない」とも評されています。
特にユーグ氏は、「1本の葡萄木を100年のスパンととらえる」哲学のもと、父の「黄金のレシピ」に新たな魂を吹き込んでいます。彼らは、雑草の力を利用した土壌活性化など自然に即したコントロール可能な仕事を行い、最高のブドウの果実だけがワインに使用されます。

このワインについて

ペルナン・ヴェルジュレス村名アペラシオンの白ワインです。彼らの所有する畑は、コルトンの丘の麓に位置し、石灰質、粘土質、マール土壌などが混ざり合う多様な土壌構成をしており、このテロワールがよりワインに複雑さとミネラル感を与えています。
2021年ヴィンテージは、冷涼な年の特性が色濃く出た、非常にクラシックなスタイルです。
レモン、ライムなどの柑橘系果実や、白い花、ミネラルのニュアンスが上品に香ります。口に含むと、力強く張りのある酸と引き締まった骨格が全体を貫き、ペルナン・ヴェルジュレスのテロワール由来のキレのあるミネラル感が鮮やかに感じられるでしょう。
果実のボリューム感よりも、清涼なフィネスが際立つ、テロワール由来のクリーンさが際立つ洗練された一本です。

ヴィンテージ情報

2021年のブルゴーニュは、春の霜害と夏の冷涼さにより収穫量が極めて少ないヴィンテージとなりましたが、ブドウの品質は高く、特に白ワインは清らかで張りのある酸が特徴です。アロマの凝縮感があり、ミネラルが際立つ、エレガンスと熟成のポテンシャルを兼ね備えたクラシックなスタイルに仕上がっています。
収量が極めて減少したため、評価の高い造り手や畑のワインは世界で争奪戦となっている稀少なヴィンテージです。

商品情報

相性の良い料理例

• ムール貝の白ワイン蒸し
• 白身魚のカルパッチョ
• 鶏肉のロースト
• 熟成したコンテやグリュイエールチーズ　など