フルニエ・ロンシャン サヴニエール　ロッシュ・オー・モワンヌ 2014

この地区でも最上とされるロッシュ・オー・モワンヌの区画。その果実味だけでなく、豊かな酸を内包する上質なワインには、まるで「時を超える権利」を与えられたかのような長期熟成のポテンシャルを感じさせる力が宿っています。ヨード香る昆布の旨み、醗酵食品やその熟成による味わい深さをスッと受け止める懐の深いワインです。

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ブドウ品種：シュナン・ブラン

サヴニエールの中でも、「特別格」とされている二つのクリュの一つがこの「ロッシュ・オー・モワンヌ」。山の中腹斜面にあるこの地のシュナン・ブランだけが独特の凝縮感を持ち、20年以上の熟成に耐え、その熟成度合いによってアミノ酸の出方が変化していき、全く異なる表情を見せるのです。若いうちはミネラル中心、そして密の味わいに。その後10年以上を経て再びt強靭なミネラルが出現。これら表情の変化により、20世紀初頭まではシャトー・グリエと双璧の極上白ワインとして評価、寵愛を受けてきました。