バンジャマン・ルルー　サン・ロマン　スー・ル・シャトー　2022

生産者紹介

バンジャマン・ルルーは、ブルゴーニュの若手醸造家の中でも際立った才能を持つ、テロワール表現の達人です。弱冠26歳でポマールの名門、ドメーヌ・コント・アルマンの醸造責任者に抜擢され、その卓越した手腕でドメーヌの名声を不動のものにしました。その後、イギリスからの資本協力を受け2007年に自身の名を冠したネゴシアンを立ち上げます。
彼のワイン造りは、畑ごとの個性を最大限に引き出すことに重きを置いています。使用するブドウの畑ではビオディナミ農法を採用したり、SO2（亜硫酸塩）の使用を最小限に抑えるなど、自然なアプローチを徹底。テロワールを深く理解し、その年の気候やブドウの状態に合わせて醸造方法を調整する、柔軟かつ繊細なアプローチが彼のワインに唯一無二のエレガンスと純粋さをもたらしています。
ポマールとヴォルネイを本拠地としながらも、様々な地域のブドウを厳選して用いるマイクロ・ネゴシアンの先駆者として、世界中のワイン愛好家から熱い支持を集めています。

このワインについて

サン・ロマン村名アペラシオンを名乗る、「スー・ル・シャトー（Sous le Château）」は「城の下」を意味するリュー・ディであり、冷涼で標高の高い石灰質斜面に位置します。このテロワールが、ワインにシャープなミネラルと清涼感を与えます。
2022年ヴィンテージは、温暖な年の特性が色濃く現れた、キレがありながらも豊満な果実感を持ち合わせています。
ノーズは、熟した洋ナシ、ピーチ、ハチミツの芳醇なアロマに、程よい樽感とナッツのニュアンスが複雑に重なります。口に含むと、丸みを帯びたしなやかな酸と、リッチなテクスチャーが融合。冷涼なテロワール由来の力強いミネラルがはっきりと感じられ、果実の熟度と清涼なミネラルが優雅にバランスを保ちます。
繊細さと力強さの調和が非常によく取れた、完成度が高く熟成ポテンシャルに富んだ一本です。

ヴィンテージ情報

2022年のブルゴーニュは、温暖で乾燥した生育期に恵まれ、ブドウが健全に完熟した傑出した優良ヴィンテージです。収量は多く、果実の凝縮度が高まりました。 この年の白ワインは、豊満なボリューム感がありながら、酸が穏やかで丸みを帯びているのが特徴です。
若いうちから楽しめる魅力的なスタイルで、長期熟成のポテンシャルも秘めています。

商品情報

相性の良い料理例

• 魚介類のマリネやカルパッチョ
• エスカルゴやキノコのクリーム煮
• 鶏肉や仔牛肉のロースト
• 熟成したコンテチーズや白カビチーズ　など