バロ・ミロ　ブルゴーニュ・アリゴテ　2020

生産者紹介

ドメーヌ・バロ・ミロ・エ・フィスは、17世紀から続く歴史を持つムルソーのドメーヌで、「第二のコント・ラフォン」とも称される次世代の担い手です。現当主である17代目のシャルル・バロ氏が、父からドメーヌを引き継いで以来、その評価が急上昇しています。
シャルル氏は「すべてはバランスである」という信念のもと、重過ぎるワインを避けた造りに取り組んでおり、ムルソーを拠点に約11ヘクタールの畑を所有し、他にもポマールやヴォルネイ、シャサーニュ・モンラッシェなどの地域でもワインを生産しています。
ブドウ栽培においては、10数年前から除草剤などを一切使用せず、必要な時に必要なだけのトリートメントを施す「リュット・レゾネ」に取り組み、本格的にビオロジックな農法を導入し、テロワールとヴィンテージの特性を最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。

このワインについて

ムルソーのトップドメーヌが手掛ける、ブルゴーニュ・アリゴテです。ムルソーのテロワールに近い粘土石灰質の畑から収穫されたブドウを使用しており、通常のAOCの枠を超えた品質を誇ります。
2020年ヴィンテージは、レモン、グレープフルーツ、青リンゴといった活き活きとした柑橘系のアロマに、白い花や微かなアーモンドのニュアンスが重なります。口に含むとしっかりとした果実味がありながらも、アリゴテ特有のシャープな酸とミネラル感が全体を引き締めます。
このワインは、テロワールの透明性を重視するシャルル氏の哲学が反映されており、高い完成度を持っています。

ヴィンテージ情報

2020年のブルゴーニュは、温暖で乾燥した生育期に恵まれた優良ヴィンテージです。ブドウは健全に完熟し、収量は少ないながらも凝縮度の高い果実が得られました。
この年の白ワインは、リッチな果実味と高い酸が共存するスタイルとなり、力強さとフレッシュさのバランスに優れています。

商品情報

相性の良い料理例

• エスカルゴのバターソテー
• ムール貝の白ワイン蒸し
  
• 生ハムやテリーヌなどのシャルキュトリー
• 爽やかなシェーブルチーズやフレッシュなクリームチーズ　など