シャトー・ド・ラ・マルトロワ　シャサーニュ・モンラッシェ　ラ・ブードリオット　ルージュ　2021

シャトー ド ラ マルトロワは、シャサーニュ村の斜面に位置する洋館で、現当主のジャン・ピエール・コルニュ氏がモダンアートを愛しつつも、ワイン造りはクラシックなスタイルに回帰しています。評価の高い赤ワインは、熟したタンニンと赤い果実の風味が均衡しており、白ワインはミネラリーで骨太な味わいを持っています。彼は赤ワインのデキャンタージュを勧めるなど、モダンなアプローチを示しています。シャトーは15世紀に建てられ、1940年にダニエル・ピカール氏が購入し、1992年からはコルニュ氏がワイン造りを手掛けており、特に厳しい収量制限を行っています。

スパイシーでペッパーのような香りに加え、様々なダークベリーと土のニュアンスがあります。滑らかで味わい深く、ボディ感があり、軽やかな素朴な味わいとややしっかりとした余韻を感じます。若いうちから楽しむこともできますが、10年熟成させると更なる価値が感じられるでしょう。洗練された味わいをお楽しみください。

ブドウ品種：ピノ・ノワール