カッチ　ピノ・ノワール　メンディゴ・リッジ　ヴィンヤード　2021

生産者紹介

カッチは、ジェイミー・カッチ氏によって2005年に設立されたワイナリーです。元ウォール街の株式トレーダーだった彼は、ワインへの情熱からカリフォルニアへ移住し、ブルゴーニュの巨匠たちの影響を受けながら、冷涼な気候に適したピノ・ノワールを造ることに専念しています。
カッチは自然や畑が表現する偉大さを感じ取って欲しいと願い続けており、彼のワイン造りの哲学は、人工的な介入を最小限に抑え、テロワールの個性を純粋に表現すること。シングルヴィンヤードにこだわり、それぞれの畑が持つ独自のキャラクターをボトルに閉じ込めた、繊細でエレガントなワインは、世界中の愛好家から高い評価を得ています。

このワインについて

ソノマから南下したサンタ・クルーズ・マウンテンズにある銘醸畑、メンディゴ・リッジ・ヴィンヤードのピノ・ノワールから造られる単一畑のキュヴェです。海岸からわずか数キロの標高約260mに位置し、冷涼な海洋性気候と水はけの良い土壌が、ワインに独特のフィネスをもたらします。
この畑は、ディジョン・クローン115と667、そしてポマール・クローンが植えられていることが知られています。このワインは50％の全房発酵が採用されています。
濃厚な赤い果実のノーズは、チェリー、レーズン、紅茶の葉、ドライハーブを感じさせ、ローズヒップと花のアロマ、口に含むとたっぷりと熟したジューシーな味わいで、生き生きとした鮮やかな果実味とさらさらしたタンニンがあります。
骨格があり、バランスが取れていて、テロワール由来のミネラル感が長く続く、非常にエレガントで洗練されたスタイルの一本です。

ヴィンテージ情報

2021年のカリフォルニアは、乾燥した冬と穏やかな生育期に恵まれた、全体的に高品質なブドウが収穫された年となりました。サンタ・クルーズ・マウンテンズでも、冷涼な気候の恩恵を受けてブドウはゆっくりと時間をかけて完熟し、健全で凝縮感の高い果実を得ることができました。結果として、この年のワインは、豊かな果実味と洗練された酸、そしてしっかりとしたストラクチャーを持つ、バランスの取れた素晴らしい仕上がりとなっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鶏肉のロースト
  
• キノコのリゾット
  
• サーモンのソテー
• シェーブルや、程よく熟成したウォッシュタイプのチーズ　など