バンジャマン・ルルー　サヴィニー・レ・ボーヌ　オー・ジャロン　2019

天才的テロワールの表現者とも呼ばれ、「マイクロ・ネゴシアン」の先駆者であるバンジャマン・ルルー。
ポマールの超名門ドメーヌ・コント・アルマンの責任者として名声を博したのち、バンジャマン・ルルーはイギリスからの資本協力を受け、2007年にネゴシアンをボーヌの地で立ち上げました。マイクロ・ネゴシアンの先駆者でもある彼は、様々な地域のブドウを用いながらも、各テロワールを忠実に表現する達人です。

この急斜面の北向きの畑は、高速道路A6の北に位置しており、その影響でとても乾燥しています。
バンジャマンによると、今のところは大丈夫だが、数十年後には干ばつで危なくなるかもしれないとのことなので、今のうちに飲んでおくべきワインの一つと言えます。
砕いたイチゴとバラの花びらの純粋なアロマに、繊細なバニラのニュアンスが奥行きを与えます。
ミディアムボディの口当たりは丸みを帯び、ダークベリーの豊かな果実味とマーマレードの味わいが見事に融合。フィニッシュにはほのかなビターチェリーの風味が広がり、優雅で複雑な味わいを堪能できます。

2019年のコート・ド・ボーヌは付近の年の中でも特に成功したヴィンテージの一つで、凝縮感と華やかさのバランスに秀でています。

ブドウ品種：ピノ・ノワール