モーム・シブラス　ニュイ・サンジョルジュ レ・ロンジェ・クール　2019【アウトレット】

生産者紹介

ドメーヌ・モーム・シブラスは、ドメーヌ・モームとドメーヌ・シブラスというニュイ・サン・ジョルジュを拠点とする二つの家族の協力体制から生まれたブランドです。その歴史は、1870年にジュヴレ・シャンベルタンにドメーヌが設立された時代に遡り、ジュヴレ・シャンベルタンを筆頭に、モレ・サン・ドニ、ニュイ・サン・ジョルジュといった銘醸地に質の高い畑を所有しています。 
彼らの哲学は、「自然の贈り物と感じられるワイン造り」を目指し、それぞれのテロワールの個性を最大限に引き出すことにあります。醸造においては、伝統的手法を尊重し、一部のキュヴェで全房発酵を取り入れるなど、ワインに複雑味と深みを加えています。
生産量が限られているため、市場で見かける機会は少なく、愛好家にとってはどのキュヴェも垂涎の的となる希少性の高い生産者です。

このワインについて

ニュイ・サン・ジョルジュ村名アペラシオンの中でも、ヴォーヌ・ロマネ寄りの北部に位置する優良リュー・ディ「レ・ロンジェクール（Les Longecourts）」のピノ・ノワールです。この区画は、ヴォーヌ・ロマネのエレガントなワインと共通の特徴を持ち、フィネスとアロマの複雑さが際立つことで知られています。
2019年ヴィンテージは、熟したラズベリーやカシスのアロマに、スミレや牡丹のフローラルなニュアンスが複雑に重なります。口に含むと、ニュイ・サン・ジョルジュらしい芯の通った骨格を感じさせつつ、軽やかな塩味を伴うビロードのような丸みと、アロマの奥深さを示します。
力強さよりも洗練された繊細なフィネスが見事に調和した、高い長期熟成のポテンシャルを持つ一本です。

ヴィンテージ情報

2019年のブルゴーニュは、温暖で乾燥した生育期に恵まれ、ブドウが健全に完熟した傑出したグレート・ヴィンテージです。収量は控えめでしたが、その分、果実の凝縮度が高まりました。
この年の赤ワインは、豊満で濃密な果実味がありながら、熟したタンニンと精確な酸が完璧にバランスしており、若いうちから楽しめる豊かさと、長期熟成に耐える骨格を兼ね備えた、非常に質の高いスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鴨のロースト
• キノコのリゾット
• 鹿肉やイノシシなどのジビエ料理
• エポワスやモンドールなどのウォッシュチーズ　など