ピエール・ジャン・ヴィラ コート・ロティ　カルミナ 2016

生産者紹介

ピエール・ジャン・ヴィラ氏は、北ローヌのトップ生産者の一人として注目されるヴィニュロンです。幼馴染である著名な生産者イヴ・キュイロン氏の影響でワイン造りに興味を持つようになりました。
1990年にブルゴーニュの特級畑クロ・ド・タール（モメサン社）でキャリアをスタートさせ、その後、ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレで管理職を務めるなど、ブルゴーニュで長年の経験を積みました。2003年に故郷の北ローヌに戻ると、キュイロン氏、ピエール・ガイヤール氏、フランソワ・ヴィラール氏といった有力生産者たちと共に畑の再興に携わり、この経験を経て2009年にシャヴァネにドメーヌを設立しました。 「土地とブドウへの敬意」を信念とし、自然酵母による発酵や月齢カレンダーに基づいた瓶詰めなど、自然なワイン造りを実践しています。

このワインについて

ローヌ地方最北の銘醸地、コート・ロティ（焼けた丘）から造られる、ピエール・ジャン・ヴィラの特別なシラーです。「カルミナ（Carmina）」と名付けられたこのキュヴェは、畑のテロワールの本質を凝縮して表現しています。
2016年ヴィンテージは、カシス、ブラックベリーなどの黒系果実と、スミレやアイリスのような華やかなフローラル・ノートが特徴です。黒胡椒、オリーブ、微かなスモーキーなニュアンスが重なり、複雑で多層的なアロマを形成します。口に含むと、骨格がしっかりとしており、洗練されたタンニンと生き生きとした酸が調和。
コート・ロティらしい力強さと官能的なフィネスが共存する、長期熟成のポテンシャルを秘めた一本です。

ヴィンテージ情報

2016年のローヌ地方は、全般的に優良なヴィンテージとなりました。北ローヌにおいても、冷涼な気候と日照量のバランスが良く、ブドウがゆっくりと健全に成熟しました。この年のワインは、力強さと凝縮感がありながらも、フレッシュでエレガントなスタイルに仕上がっています。シラー特有の繊細なアロマと酸が保たれており、クラシックな北ローヌの魅力を最大限に発揮しています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鹿肉などのジビエ料理
• 黒胡椒やスパイスを効かせた牛肉料理
• トリュフを使った料理
• グリュイエールなどの熟成したハードチーズ　など