モーム・シブラス　ニュイ・サンジョルジュ　プラント・オー・バロン　2021【アウトレット】

生産者紹介

ドメーヌ・モーム・シブラスは、ドメーヌ・モームとドメーヌ・シブラスというニュイ・サン・ジョルジュを拠点とする二つの家族の協力体制から生まれたブランドです。その歴史は、1870年にジュヴレ・シャンベルタンにドメーヌが設立された時代に遡り、ジュヴレ・シャンベルタンを筆頭に、モレ・サン・ドニ、ニュイ・サン・ジョルジュといった銘醸地に質の高い畑を所有しています。 
彼らの哲学は、「自然の贈り物と感じられるワイン造り」を目指し、それぞれのテロワールの個性を最大限に引き出すことにあります。醸造においては、伝統的手法を尊重し、一部のキュヴェで全房発酵を取り入れるなど、ワインに複雑味と深みを加えています。
生産量が限られているため、市場で見かける機会は少なく、愛好家にとってはどのキュヴェも垂涎の的となる希少性の高い生産者です。

このワインについて

ニュイ・サン・ジョルジュ村名のアペラシオンでありながら、同村の中でも別格とされる一級畑「レ・サン・ジョルジュ」のすぐ下に位置する優良区画「レ・プラント・オー・バロン（Les Plantes Au Baron）」のワインです。この畑のブドウは樹齢約70年の古木であり、ワインに並外れた凝縮感と深みを与えます。
2021年ヴィンテージは、清らかで張りのある酸と、繊細な赤系果実（レッドカラント、チェリー）のアロマが主体となります。熟成香よりもミネラルと緊張感が際立ち、口に含むと、芯の通った骨格を持ちながらも、タンニンは緻密で、非常に洗練された印象です。
ニュイ・サン・ジョルジュらしい力強さを背景に、エレガンスと優美さが際立つ、クラシックな仕上がりです。

ヴィンテージ情報

2021年のブルゴーニュは、春の霜害や夏の冷涼な気候により収量が極めて少ないヴィンテージとなりました。しかし、この厳しい環境を乗り越えたブドウは、非常にピュアで、清らかで張りのある酸が特徴です。
この年の赤ワインは、温暖化が進む昨今のヴィンテージと異なり、クラシックで優美なスタイルへの回帰を示しており、エレガンス、ミネラル感、そして長期熟成のポテンシャルを兼ね備えた、非常に質の高いスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• 鴨のロースト
• キノコのリゾット
• 鶏肉の赤ワイン煮込み
• エポワスやモンドールなどのウォッシュチーズ　など