マキシム・シュールラン・ノエラ　ロマネ・サン・ヴィヴァン　2021

ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、長年良質なブドウを育て最高のワインを造り続ける名門として知られています。
約12haの自社畑には樹齢40～80年の古木が多くあり、特にグラン・エシェゾーやヴォーヌ・ロマネでの栽培が行われています。
創業者の孫であるマキシム・シュルランは若くして当主となり、彼の醸造したワインは多くのグランメゾンで採用されるなど高く評価され、今後のブルゴーニュを担う若手生産者として注目されています。
マキシム・シュルラン・ノエラはその彼が新たに立ち上げたネゴシアンブランドで、量は少なく、非常に希少です。

ロマネ・サン・ヴィヴァンは長期熟成してこそ本来のポテンシャルを発揮します。
少なくとも10年は寝かせてから、もっと言えば20年から30年という期間での熟成が期待できます。
ブドウが写し鏡となり反映したテロワールの繊細な複雑さを余すところなく表現し、口当たりは力強くはっきりとしたボディを持ち、デリケートで官能的、なおかつストレートで複雑な味わいが特徴です。
若い状態からはタンニンもしっかりと感じられますが、繊細で絶妙なバランス感と、フルーティーで緻密な酸が調和し、一口飲むごとにその魅力を堪能できます。
これぞ特級畑の風格を持ちます。

2021年のブルゴーニュは、春の霜害や夏の冷涼な気候により収量が大幅に減少し、ブドウの成熟も遅れました。しかし、収穫期に天候が回復したため、高品質のブドウを得た生産者もいました。全体的に、2021年のブルゴーニュワインはフレッシュな酸味と繊細さが特徴です。評価の高い造り手や畑のワインは世界で争奪戦となっています。

ブドウ品種：ピノ・ノワール

おすすめマリアージュ：仔牛のロースト、ジビエ全般(グリルや蒸し煮)、トリュフを使った料理、熟成したチーズなど