アルロー　シャルム・シャンベルタン　2020

生産者紹介

ドメーヌ・アルローは、現在ブルゴーニュ地方で確固たる礎を築いた、最も注目されているスター生産者であり、モレ・サン・ドニ村に本拠を置く由緒あるドメーヌです。 1998年に若きシプリアン・アルロー氏が運営を引き継いで以来、急速に頭角を現しました。彼は、畑の持つ力を最大限に活かすため、ほぼすべての畑で特に厳格なビオディナミ農法を実践しています。 さらに、当主シプリアン氏は、DRC（ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ）に月二回通い、そこで得た知識や技術を醸造や栽培に取り入れるなど、飽くなき探求心でワイン造りと向き合っています。 平均樹齢30～50年のモレ・サン・ドニ村を中心に、ジュヴレイ・シャンベルタンやシャンボール・ミュジニーの最良の区画を含む約15haの畑を所有し、伝統を尊重しつつ、より洗練されたテロワールの表現を追求しています。

このワインについて

ジュヴレ・シャンベルタンが誇る特級畑の一つ、シャルム・シャンベルタンのピノ・ノワールから造られる傑作です。アルローの所有畑はわずか1.14haと極めて稀少で、その区画はラトリシエール・シャンベルタンの直下、マゾワイエール（シャルムの一部）の高所（0.95ha）と低所（0.19ha）に分かれています。 シャルム・シャンベルタンは、ジュヴレのグラン・クリュの中では最も柔らかい特徴を持ち、比較的若いうちから楽しめるスタイルで知られています。
2020年ヴィンテージは、凝縮した赤系・黒系果実の豊かなアロマに、バラの花びらやスパイスの華やかさが加わります。口に含むと、濃密さとシャルムらしい優雅さが完璧に融合し、力強くもシルキーでシームレスなテクスチャーが広がります。
フィネスに満ち、熟成を経ることでさらに複雑味が増すポテンシャルを秘めています。

ヴィンテージ情報

2020年のブルゴーニュは、温暖で乾燥した生育期に恵まれ、ブドウが健全に完熟した、近年でも特に評価の高いヴィンテージとなりました。収量は少なめでしたが、その分、果実の凝縮度が非常に高くなっています。
この年のワインは、驚くほどの濃密さと力強さを持ちながらも、高い酸を保っているため、長期熟成のポテンシャルを秘めた、豊満かつクラシックなスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• ジビエのロースト（鹿肉、野鳥）
• トリュフを使った濃厚な料理
• 熟成した牛フィレ肉のステーキ
• エポワスなどのウォッシュチーズ　など