デュボワ　ニュイ・サン・ジョルジュ　ブラン　2021

生産者紹介

ドメーヌ・デュボワは、ブルゴーニュのコート・ドール地方において、1600年頃に誕生したエミランド・デュボワ氏を起源とし、ブドウ農家として長い歴史を持つ家族経営の生産者です。1890年頃のルイ・デュボワ氏から、今日の当主ベアトリーチェ氏とラファエル氏まで、4世代が当主を受け継ぎ歴史を紡いできました。
彼らはそれぞれ主に、コート・ド・ボーヌやコート・ド・ニュイに合計21ヘクタール、21のアペラシオンに及ぶ広範な畑を所有しています。
テロワールへの敬意を一族の哲学とし、この潤沢な土地から生まれるシャルドネとピノ・ノワールのポテンシャルを最大限に引き出すことに注力。ワインからブルゴーニュのテロワールが生み出す豊満さと情景が伝わることを目指しています。

このワインについて

赤ワインの銘醸地として名高いニュイ・サン・ジョルジュですが、赤ワインと比較して白ワインは生産量3%未満と、極めて稀少です。赤ワイン向けの鉄分を多く含む土壌が、この白ワインに独特の厳格な骨格と強いミネラル感を与えます。
2021年ヴィンテージは、このテロワールの個性が特に強く表現されたクラシックなスタイルです。
ノーズは、レモンやグレープフルーツといった柑橘系果実のアロマに、白い花、ナッツ、湿った石のようなミネラルのニュアンスが複雑に重なります。口に含むと、力強い酸と引き締まったボディが特徴的で、最初は厳格な印象を持ちますが、グラスの中で時間とともに複雑さとフィネスが増し、その高い熟成ポテンシャルが期待されます。
ニュイ・サン・ジョルジュという偉大なテロワールが育んだ、緻密な構造を持つ一本です。

ヴィンテージ情報

2021年のブルゴーニュは、春の霜害と夏の冷涼さにより収穫量が極めて少ないヴィンテージとなりましたが、ブドウの品質は高く、特に白ワインは清らかで張りのある酸が特徴です。アロマの凝縮感があり、ミネラルが際立つ、エレガンスと熟成のポテンシャルを兼ね備えたクラシックなスタイルに仕上がっています。
収量が極めて減少したため、評価の高い造り手や畑のワインは世界で争奪戦となっている稀少なヴィンテージです。

商品情報

相性の良い料理例

• ホタテやエビなど甲殻類のソテー
• 白身魚のポワレやムニエル
• 鶏肉のハーブグリルやタンドリーチキン
• 爽やかなシェーブルや白カビチーズ　など