フェヴレイ　ラトリシェール・シャンベルタン　2014

フェヴレイは1825年の創立から７代にわたって続くブルゴーニュのトップ生産者であり、自社畑が7割を占めるドメーヌ的グランメゾンです。
115haの広大な畑を持ち、8つのグラン・クリュと15銘柄の一級畑があります。
フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画すのは、その広大な自社畑から造られるワインが、全生産量の約８割を占めるという事実です。
4代目のジョルジュ・フェヴレは、コンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァンの創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残すしています。
フェヴレイのワインはどれも質が高く、ロバート・パーカー氏などからも非常に高く評価され、DRCやルロワと並ぶ存在とされています。

非常に控えめで、清涼感があり、非常にフレッシュなノーズは、レッドチェリー、ザクロ、湿った石、柔らかい土のアロマのエッセンスを持ちます。
タンニンはクロ・ド・ヴージョよりもさらに細かく、ミネラルは繊細な中程度の重さのフレーバーでより強調され、躍動感があります。
骨格が非常にはっきりとしており、10～20年以上の長期の熟成に耐えうるポテンシャルを持っています。

2014年のコート・ド・ニュイは非常に優秀な年で早熟かつ収量も多く、安定したヴィンテージです。
ブルゴーニュ全体としてこの年は、穏やかな冬の後、早いシーズンが始まりました。
開花は順調で豊作が期待されましたが、夏は冷涼で雨が多く雹などの影響があったものの、9月の晴天により赤ワインの収穫は救われました。
収量が多く厳しい選果が必要とされ、結果としてワインはフレッシュで生命力にあふれ、余韻が長くなる傾向がありました。

ブドウ品種：ピノ・ノワール

おすすめマリアージュ：ジビエ（網焼き、ロースト）、コック・オ・ヴァン、北京ダック、リブステーキ、香りと旨味の強いウォッシュタイプのチーズなど