ドメーヌ・アルロー / モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ レ・リュショ 2021

生産者紹介

ドメーヌ・アルローは、現在ブルゴーニュ地方で確固たる礎を築いた、最も注目されているスター生産者であり、モレ・サン・ドニ村に本拠を置く由緒あるドメーヌです。 1998年に若きシプリアン・アルロー氏が運営を引き継いで以来、急速に頭角を現しました。
彼は、畑の持つ力を最大限に活かすため、ほぼすべての畑で特に厳格なビオディナミ農法を実践しています。 さらに、当主シプリアン氏は、DRC（ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ）に月二回通い、そこで得た知識や技術を醸造や栽培に取り入れるなど、飽くなき探求心でワイン造りと向き合っています。
平均樹齢30～50年のモレ・サン・ドニ村を中心に、ジュヴレイ・シャンベルタンやシャンボール・ミュジニーの最良の区画を含む約15haの畑を所有し、伝統を尊重しつつ、より洗練されたテロワールの表現を追求しています。

このワインについて

モレ・サン・ドニの一級畑「レ・リュショ」は、シャンボール・ミュジニー村に最も近い場所に位置しており、モレ・サン・ドニの力強い骨格に、シャンボールの持つ優雅で繊細なフィネスを併せ持つ特異なテロワールを表現します。粘土石灰質の土壌がミネラルと複雑味を与えます。
2021年ヴィンテージは、繊細できわめて透明感のあるラズベリーなどの赤系果実の香りに、湿った土、そして紅茶やスパイスのニュアンスが重なります。口に含むと、生き生きとした酸と緻密なタンニンが調和し、力強さよりもフィネスが際立つ、非常にエレガントなスタイルです。
熟成された味わいとフレッシュさが共存する、長期熟成のポテンシャルを秘めた一本です。

ヴィンテージ情報

2021年のブルゴーニュは、春の遅霜や夏の冷涼な気候により、生産量が大幅に減少した困難なヴィンテージとなりました。しかし、この厳しい状況を乗り越えたワインは、高い酸と引き締まった骨格を持つ古典的でエレガントなスタイルに仕上がっています。モレ・サン・ドニにおいても、ピュアな果実味と、熟成によってさらに複雑さを増すポテンシャルを秘めた、クラシックなスタイルの赤ワインが生まれました。
生産量がとても下がったため、評価の高い造り手や畑のワインは世界で争奪戦となっています。

商品情報

相性の良い料理例

• ジビエのロースト（鹿肉、野鳥など）
• トリュフを使った濃厚なソースの肉料理
• 熟成した牛フィレ肉のステーキ
• エポワスなどのウォッシュチーズ　など