エー・ロベール　アンクラージュ　ミレジメ2010

生産者紹介

エー・ロベールは、1722年からブドウ畑を所有する歴史を持つ、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区において大注目のレコルタン・マニピュラン（RM）です。
このメゾンの大きな特徴は、ムニエを主役にしたスタイル。高級ブドウの陰に隠れがちなムニエを、その妖艶な魅力とともに一躍有名にしたパイオニア的存在です。 環境保全に積極的であり、ブドウ栽培における厳格なサステイナブル認証であるHVEの最高レベル3を取得しています。また、文化遺産の保護にも尽力しており、ルーヴル美術館の後援者の一人であるという側面も持っています。

このワインについて

2010年の素晴らしい収穫から生まれた、エー・ロベールが誇るヴィンテージ・キュヴェです。ワイン名「Ancrages」は「錨（いかり）」「根源」といった意味を持ち、メゾンの伝統とテロワールへの強い結びつきを表現しています。
ムニエ60％、シャルドネ30％、ピノ・ノワール10％という構成で、ムニエのふくよかさを中心に、熟成に耐える骨格を両立させています。
9年以上（最低108ヵ月）もの間セラーで熟成されており、美しい黄金色に、エレガントな泡の列を描きます。砂糖漬けのフルーツの美しい香りに続き、焙煎したコーヒーとグリルしたアーモンドの繊細な香りが続く、非常に複雑で表現力豊かな味わいです。爽やかな柑橘系の香りが余韻を長く引き立てます。

ヴィンテージ情報

2010年のシャンパーニュは、冷涼な気候と収量の少なさから、凝縮感と酸が理想的なバランスで共存した、極めて優れたグレート・ヴィンテージとなりました。
この年のワインは、非常にクラシックで、テロワールの個性が純粋に表現された力強いスタイルが特徴です。長期熟成を経ることで、より一層の複雑性とフィネスを獲得する、卓越したストラクチャーを持つヴィンテージです。

商品情報

相性の良い料理例

• パテやテリーヌなどの前菜
• 白身魚のポワレ
• チキンフリカッセ（鶏のクリーム煮）
• 熟成したハードチーズや白カビチーズ　など