ルシアン・アルブレヒト リースリング　スピーゲル 2020

生産者紹介

ルシアン・アルブレヒトは、1698年にオルシュヴィール村でブドウ造りを始めたことに遡る、長い歴史を持つ家族経営のドメーヌです。このメゾンは、1971年に発泡性ワインの取り組みに着手し、1976年にAOCとして認定されたクレマン・ダルザスの発展に大きく貢献したパイオニアとしても知られています。
ワインエンスージアストやデカンター誌でも高く評価されるこのメゾンは、テロワールの個性を最大限に引き出すため、ブドウ栽培に有機農法を実践。リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリといったアルザスの高貴品種を用い、繊細でピュア、そしてテロワールに忠実なワイン造りを哲学としています。

このワインについて

アルザス地方が誇るグラン・クリュの一つ、「スピーゲル（Spiegel：「鏡」の意）」のリースリング100%の白ワインです。スピーゲルは砂質、石灰岩、粘土質が複雑に混ざる多層的な土壌が特徴であり、このテロワールがワインに複雑なアロマと卓越したミネラル感をもたらします。
2020年ヴィンテージは、ライム、グリーンアップル、白い花の鮮烈なアロマに、微かなハチミツと火打石のニュアンスが重なります。口に含むと、特級畑らしい凝縮感と力強い骨格があり、シャープで引き締まった高い酸が全体を貫きます。
圧倒的なミネラル感があり長期熟成のポテンシャルを強く秘めた、アルザスのリースリングの最高峰の一つです。

ヴィンテージ情報

2020年のアルザス地方は、温暖で乾燥した生育期に恵まれ、ブドウが健全に完熟した優良ヴィンテージとなりました。収穫量は安定し、ブドウは高い糖度と十分な酸を保持しました。
この年のワインは、力強いボリューム感と濃密な果実味が特徴で、豊満でありながらフレッシュさも兼ね備えた、バランスのいいスタイルに仕上がっています。

商品情報

相性の良い料理例

• ホタテや甲殻類のグリル
• ヴィエナーシュニッツェル（仔牛肉のカツレツ）
• 鶏肉のロースト
• 熟成したハードチーズやマンステールなどのウォッシュチーズ　など